これまで関わった多頭飼育、現在対応中の多頭飼育、
数えてみたら、飼い主に避妊去勢をどう頑張っても
同意させる事が出来なかった2件を含めて、70件超えでした。
今月も、犬と猫の多頭飼育の対応が数件。
多頭飼育飼い主の言葉
・産まれても共食いして跡形も無くなるから増えないから大丈夫.
・メスがオスに産まれた子猫を差し出すんですよ。
・ケージで出産させたら、オスが入り込んでみんな赤ちゃん食べちゃった。
・産まれても頭だけ食べられて死ぬのは可哀想だから、俺がちゃんと殺してる。
・(酷い風邪でも、糞尿にまみれていても、痩せ細っていても)猫は家族だから、
絶対手放さない。
・オスから少しずつ去勢しているから、メスは避妊しなくて大丈夫。
クラクラするような言葉を聞きながら、
根気よく飼い主を説得していかなければならないのが、
多頭飼育現場。
何とか全頭お預かりして、避妊去勢に連れて来て良く見ると。。。。。
爪が伸び放題で、肉球に刺さりそうな子
汚い場所で、下半身が細菌感染で真っ赤になっている子
手入れされず、排泄物がこびり付いている子
ギリギリで命を繋いでいた子
感染症の蔓延しているコロニー
ひどい口内炎を放置されている子
血尿を放置されている子
本当なら、全頭引き取って、綺麗な寝床で綺麗なトイレで、
美味しいご飯をお腹いっぱい食べさせてあげたいですが、数も多すぎ、
飼い主も渋々避妊去勢に同意して、必ず返す約束なので、
戻すしかない現場がほとんどです。
出来る限りの治療とフードの支援を続けて行きます。
皆様からのご寄付のおかげで、不幸な命を生み出さない活動が出来ています。
心より感謝申し上げます。
群馬わんにゃんネットワーク
理事長 飯田有紀子