2020年06月30日

【動物虐待犯を告発し、告発状が受理されました】

みなかみ町で発生した、猫の大量死体発見の案件について
私達は意図的に大量の猫を殺した犯人を許すことが出来ません。

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告発という右も左も分からない初めての事でしたが、
お力添え、アドバイスをいただき支えてくださった

弁護士H先生

弁護士K先生

公益財団法人動物環境・福祉協会Eva様

公益社団法人日本動物福祉協会 K様

に心よりお礼を申し上げます。
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★閲覧注意 悲惨な映像が含まれます★

令和1年10月4日 猫の飼い主が行方不明になって、
猫がたくさん取り残されているという相談を受け、
立ち入った家で大量の猫の遺体を発見しました。

※全ての部屋は中から開かないように何重にも鍵がかけられていました。
外からのカギ1.jpg

外からのカギ2.jpg


警察にも通報し、少なくとも23匹の猫の遺体を確認しました。
猫を世話していた被告発人「T」は、周りには
「猫は世話をしている、ご飯も与えている」
と偽り続けていました。
大量の猫に長期にわたり食事と水を与えず、施錠し放置すれば、
その後脱水や餓死することは容易に分かります。
それでも長期にわたりその状況を続けた事は、
意図的に殺した事に間違いありません。

※発見した遺体は、白骨化したものから、
つい最近まで生きていたと思われる個体まで様々でした。
遺体5.jpg

遺体6.jpg

遺体3.jpg


周りの人には
「動物愛護のNPO法人を設立する。
そうすれば不妊去勢手術代も寄付で賄う事が出来るから
それまで空いている部屋に置かせてくれ。」

と騙して状況を長引かせ、その結果多くの罪の無い猫が犠牲になりました。
7月の時点で、近隣の人が窓ガラス越しに猫同士の共食いも目撃し
被告発人に伝えましたが、何の処置も取らず行方をくらましています。

※遺体を包んでいた新聞紙
新聞.jpg

新聞と遺体.jpg


発見された遺体は23匹ですが、その前に関係者が遺体を
片付けてしまっていたので総数としては50匹以上の猫が
飢えと脱水の中で苦しんで死んで行ったと思われます。

猫たちは数匹ずつ部屋に入れられ、中からは絶対に扉が開かないように、
外から何重にも鍵がかけられていました。
※まとめてフードの空き袋に入れられていた遺体もありました。
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この子たちは、どれだけの時間、苦しんだのか?
この子たちは、人間に馴れて、人間からご飯や水をもらうのが
当たり前で生きて来た子です。
足音が近付くたび、こんどこそいつもの人が来て
美味しいご飯や水を置いてくれると、耳をそばだてて待った事でしょう。
何百回、何千回、開かないドアをガリガリと引っ掻いた事でしょう。
罪無く絶えた多くの命。
考えただけで、胸が押し潰されるようです。
※この子たちに何の罪があったのでしょう?
遺体7.jpg

遺体2.jpg

遺体4.jpg

14.jpg


たとえ猫でも、このように非人道的な方法で命を落とした事、
しかもおびただしい数の猫が死んでいた事実は
このまま見過ごすことは絶対に出来ません。
必ず被告発人を逮捕し、厳罰に処していただきたいと思います。

この度、猫を大量に死に至らしめた「T」
動物愛護法第44条1項違反で告発し、
正式に受理されました。
私達は、第一発見者であり、通報者ですが、
当事者では無いため、このままだと捜査についての情報は
一切教えてもらう事が出来ません。

真相究明と、このまま犯人「T」が逃亡し続ける事を阻止するため
告発に踏み切りました。
動物を虐待すること、死に至らしめる事、世話を怠る事は

犯罪です。


NPO法人 群馬わんにゃんネットワーク 
理事長 飯田 有紀子


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